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開東閣

しばらくブログをお休みしてしまいましたが、下書き一覧に入っていてそのままになっている記事がいくつもあり、その一つを、ちょっと季節は変わってしまったのですが、ご紹介したいと思います。

新緑の5月は、気候も良いので、1年に1回開催される会が続き、忙しく過ぎていきました。その一つ、同じ時期ロンドンに住んでいた方たちが集まる会もありました。毎年懐かしい顔に会えるのでとても楽しみにしていますが、今年は特別でした。それは、開催場所が開東閣だったからです。開東閣というのは、旧岩崎家高輪別邸です。敷地面積は11,200坪。明治22年、岩崎久弥(3代目)が伊藤博文からこの土地を譲り受けました。明治33年、これを岩崎弥之助(2代目)が譲り受け、明治41年、ジョサイア・コンドル設計による洋館が建てられました。現在は三菱グループの倶楽部として使われていますが、一般には公開されていないので、なかなかここに入ることはできません。私は幼いころ、ここの前を通って品川駅まで行きました。子供の足ではどこまで行っても、開東閣の長い石垣が続いているようで、中は高くそびえる大木がうっそうと茂っていて、外からは全く何も見えません。子供心にここは一体何なんだろう、どんな人が住んでいるんだろう、と思っていました。大人になり、何度かここに入る機会に恵まれました。それはいつもゴールデンウィークの頃でした。ちょうど藤の花が満開となる頃で、見事な藤棚でした。最後にお庭に入ってからもう50年近く経つのではないかと思います。久しぶりの開東閣、しかもバラの時期というので、私はその日を心待ちにしていました。正面入り口から洋館までは緩やかな坂が続きます。樹齢何年になるんだろうと思われる大木が茂っています。洋館の右手がバラ園になっています。800株以上あるといわれるバラは見事に咲き誇っていました。これだけの広さのお庭をわずか5人の庭師でやっていると聞き驚きでした。洋館の内部はクラシック調で、素敵なバーカウンターもありました。昔から開東閣はバラの季節が良いと聞いていたので、いつかはバラの咲くころに来てみたいと思っていました。今回それが実現し幸せでした。
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by mako-oma | 2017-07-21 16:39 | 行事 | Trackback | Comments(0)