The seasons may come and go, but friends last forever.
Make new friends, but keep the old.
One is silver, one is gold.
これは、「半世紀ぶりの再会」でご紹介した詩です。
今日は、半世紀より更に前の60数年前、初めての社会生活を共にした仲間のことをお話したいと思います。
その幼稚園は伊皿子にありました。
今は、紺のブレザーに水色のチェックのスカート・ズボンという可愛い制服ですが、当時制服はまだなく、全くの私服でした。
幼稚園のお人形を家に持って帰り、母が洋服を縫ってくれたこともありました。とても家庭的な幼稚園でした。
ある時からこの仲間たちが不定期に集まるようになりました。
作曲家の俊ちゃん、歌舞伎役者の寿ちゃん、オペラ歌手の由子ちゃん等々クラスメートには多才な方々がいます。
今でも集まると昔と同じに「何々ちゃん」と呼び合います。
60代後半、既に高齢者の仲間入りをした人達です。
毎回仲良しメールでクラス会のご案内をします。
久しぶりに11名の仲間+1名(市村家橘さん奥様)が集まりました。
今回の目的は、我等が仲間の寿ちゃん(市村家橘《かきつ》さん)の後援会立ち上げの話し合いでした。
7歳で初舞台をふみ、今年芸歴60年を迎える彼を応援しようと、仲間たちが動き始めました。家橘さんは過去に病気で倒れたこともありましたが、厳しいリハビリを乗り越え、現在は心身共に充実して、良い演技を見せてくれています。
私達に何が出来るか、どんな事をやるのか、皆で意見を出し合いました。
これからオリンピックに向け、日本の伝統芸能である歌舞伎をより多くの人に知ってもらうためにも、今、彼には大きな役目があるのではないでしょうか。60年歌舞伎の世界でやってきて、芸風は、白塗りの二枚目から、色悪、さらに三枚目がかった役どころも、女形も、老人役も、難なくこなし、芸域が広く、どんな役でもこなせる腕達者と言われています。 所作が凛とし、静止している姿も美しいと好評です。
第17代市村家橘後援会「かきつ会」立ち上げプロジェクトがスタートしました。
皆様方にもぜひ市村家橘を応援していただきたいと思います。
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