「ほっ」と。キャンペーン

<   2015年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 

台湾旅行 (4)  ー台湾総督府①ー

台湾市立第一女子高級中学を後にした私たちは、目の前にそびえ立つ総統府(旧台湾総督府)に向かいました。重厚な赤煉瓦の建物は、本当に大きくて威厳があり、当時の日本がいかにして国力を誇示するかを考えて建てたかということが良くわかりました。

既にそこには長蛇の列ができていました。私達はその最後尾に並び、1時間が経過しました。ようやくパスポートチェックを受けるところまで来ました。ところがそこで聞かれたのは、「予約をしているか」ということでした「予約はしていない」と言うと、「予約がないと入れない。3日前までに予約が必要」というのです。「そんな!」ガイドブックにそんなこと書いてありませんでした。「グループの場合は予約した方が良い」ということは書かれていましたが、個人に関しては全くそのような記述はなく、ましてや3日前までになんて、ちっとも知りませんでした。何とか入れてもらえないかと、交渉はしましたがダメでした。結局、私達はそのままホテルに戻ることとなりました。



[PR]

by mako-oma | 2015-11-21 10:04 | 旅行 | Trackback | Comments(0)  

台湾旅行(4)-台湾市立第一女子高級中学③ー

帰国しネットで調べたところ、この学校は日本統治時代に台北における女子高等教育の拠点として設立されたもので、祖父が台湾にいたころには「台湾総督府台北高等女学校」という名前だったことが解りました。その後「台北第一高等女学校」と改称され”第一高女”と呼ばれていました。現在は「台北市立第一女子高級中学」(北一女)となりましたが、年によっては台湾大学への進学率で男子校トップの建国高級中学を凌ぐほどの名門校として、今も昔もその名を轟かせているということです。全国で唯一のプラネタリウムや、温水プールも設置されていて、学校の設備も教員も全て一流、正に女性のエリートを養成する学校だそうです。

驚いたことに、この学校の歴史は、日本統治時代から中華民国となった現在に至るまで連続しているのです。日本時代の「台北州立第一高等女学校」の卒業生も、「台北市立第一女子高級中学」の卒業生として数えられ、OGとして遇されています。
OG会も盛んだそうです。もしかして、私達が訪れたその日、OG会があったのではないでしょうか? 卒業生の進路はそうそうたるもので、世界中で活躍されているようです。

学校には校史室という学校の歴史に関するものを展示する特別な部屋があり、ここでは日本統治下の1904年に創設されて以来、現在に至るまでの歴史が連続して展示されており、日本時代の歴代校長(第1代~第7代)の写真も戦後の校長(第8代~17代)の写真と共に飾られているそうです。
国が変わっても学校の歴史は連続しているのです。 

私は日本統治下のものはすべて処分されていると思っていたのですが、このような形で保存されていることに驚きました。
同じく日本の統治下にあった中国・韓国と台湾の違いは何なんでしょう。台湾の方々の暖かさも感じました。
この学校のことが解っただけでも、今回の台湾旅行の成果です。

台北第一高等女学校の校歌を見つけました。
何と3番の歌詞の中に、石碑にあった「正しく強く淑やかに」という言葉がありました。これはこの学校の校訓だそうです。

〈台北第一高等女学校校歌〉

作詞:清水儀六  作曲:張 福興

1 すめら御国の南(みんなみ)の ここ蓬莱がうまし島
  島の民草栄えゆく 基つちかうおみなごの
  光栄ある教布かんとて とくひらかれし学び舎、
  これぞ我らが母校なる

2 あした夕べに剣潭(けんたん)の かしこき宮居仰ぎつつ
  月影清き淡水や 旭に匂う大屯の
  姿をしのびたゆみなく 心をみがき身をねりつ
  集うや九百の姉妹(あねいもと)

3 めぐみ豊けき常夏の 島に繁れる草は木は
  常磐のみどり蔭深く 永劫の生命のしるしなる
  我等がそのの撫子も 正しく強く淑やかに
  変わらん操養えや















[PR]

by mako-oma | 2015-11-08 08:55 | 旅行 | Trackback | Comments(0)  

台湾旅行(3) -台湾市立第一女子高級中学②ー

その日の予定は、午後から”国立故宮博物館”の見学となっていました。私達は、午前中に台湾市立第一女子高級中学と、総統府に行くこととしました。女学校は、外から写真を撮るだけでも良いと思い、ホテルを出ました。

女学校の門のところに受付があり、一人の男性が座っていました。
私は、「建物の写真を撮ってもよいか」と尋ねました。
彼は、快く承知してくれて、私に「校友証」を差し出しました。
「えっ?」と私は思いました。彼は何か勘違いをしているのだと思いました。そこへ外観の写真を撮っていた夫が来ました。

a0335656_10272388.jpg
彼は夫に「来賓証」を差し出しました。やはり、これは何かの勘違いだと思いました。私達がその場で、「どうしよう」と思っているところに、後ろから何人かの人が来て、受付で札を受け取って校舎の中に入って行きました。何やらその日には特別な行事があるような雰囲気でした。

私は受付の男性に、自分たちはこの学校の卒業生でも何でもなく、ただ写真を撮りたいだけだと言いました。でも彼は、「わかっている。どうぞ中へ入って写真を撮ってください。真っすぐ行って右側です。」と英語で答えました。私達は何が何だかわからないまま、言われた通りに真っすぐ行くと、その右側には裁判所らしき立派な建物が見えました。

a0335656_10243613.jpg
???私達はとりあえずその建物の写真を撮って、キョロキョロあたりを見回していると、受け付けの男性が手を振って私達を呼び寄せていました。彼が立っている場所に行くと、そこには石碑がありました。その石碑には「正しく強く淑やかに」と日本語で刻まれていました。創立30周年記念に作られた石碑でした。

a0335656_10410294.jpg
彼は私達が日本人だということをわかっていました。もしかしたら、その日の朝、フロントの男性が電話してくれて、私達が訪れることを知っていたのではないかとも思いました。
a0335656_10320425.jpg

a0335656_10383404.jpg
a0335656_10391293.jpg

a0335656_10421133.jpg
私達はゆっくりと写真を撮らせていただき、台湾の方の暖かい歓迎に心から感謝して、女学校を後にしました。






[PR]

by mako-oma | 2015-11-07 15:46 | 旅行 | Trackback | Comments(0)  

台湾旅行(2) ー台北市立第一女子高級中学ー

翌朝、ホテルでの朝食を済ませたあと、私はフロントに行き、早速いろいろ聞いてみました。総統府のはす向かいにある女学校の名前、住所、電話番号などです。どうしてそれを知りたいのかについても、説明しました。でも、彼は日本語も英語も堪能というわけではなく、こちらの言っていることがわかっているのか、いないのか・・・私は桐の箱に書かれていた、その贈り物をくださったと思われる人物の名前を示したかったのですが、その字が読めずに私の頭の中では、「○川○之さん」でした。ですから、そのまま彼が差し出したメモ用紙に書きました。彼はすぐに自分でその女学校に電話してくれました。そして話をしてくれました。しかし残念ながら情報は得られませんでした。私は彼に感謝し、その女学校の名前、「台北市立第一女子高級中学」と住所、電話番号の書かれたメモをもらい、部屋に戻りました。 
   つづく

[PR]

by mako-oma | 2015-11-02 09:02 | 旅行 | Trackback | Comments(0)