憲政記念館特別展
今年もまた憲政記念館の特別展に行ってきました。毎年この時期に開催され、とても良い展覧会だと思うのですが、あまり宣伝されていないのではないでしょうか。
今年は、選挙権が18歳に引き下げられ、また、海外ではイギリスのEU離脱国民投票やアメリカの大統領選挙などがあり、”選挙”というものに注目が集まった年だったと思います。今年の特別展は、「普通選挙をめざして~犬養毅・尾崎行雄~」ということで、共に第1回衆議院議員選挙から連続して当選し、憲政擁護運動に力を注ぎ、普通選挙の実現に努力した二人の政治家をとりあげています。
犬養毅は1855年生まれ、尾崎行雄は1858年生まれで、共に福沢諭吉のもと、慶應義塾に学びました。その後1882年に大隈重信が結成した立憲改進党に参加します。そして1890年、我が国初の衆議院議員総選挙が実施され、共に代議士としての第一歩を踏み出しました。特別展では、貴重な資料が展示され、写真やパネル等で詳しく説明されています。
この展覧会で思わぬ写真に出会いました。大隈重信と板垣退助の隈板内閣の閣僚たちの写真の中に見覚えのある顔が!それは、大石正巳、父方の曽祖父です。つい先日、友人たちと一緒に旧岩崎邸庭園を見学してきましたが、ここは岩崎弥太郎の長男久彌が建てたものです。大石正巳は、弥太郎の創設した三菱商業学校で英語を教えていましたが、ここをやめてからは長男久彌の教育を託されたそうです。特別展では、「群像~犬養・尾崎をめぐる人々~」ということで、同時代を生きた20名が写真付きのパネルで紹介されており、その中に大石正巳もありました。期せずして曽祖父を思いだすことが続けてありましたので、改めて大石正巳のことを書きたいと思っています。
11月9日(水)~12月2日(金) 9:30~17:00(入館は16:30まで) 入場無料 期間中無休
11月26日(土)13:00より、ガイドツアーがありますので、お勧めいたします。
約1時間、とても丁寧に説明していただけます。また20分のフィルムも上映されています。
週末の永田町界隈は車の通りもほとんどなく、ここは一体どこ?という感じでした。
紅葉も見ごろですのでお散歩がてらいかがですか?
by mako-oma | 2016-11-21 11:19 | 政治 | Trackback | Comments(0)