⑧オーマとジージのクロアチア大冒険旅行~7日目【6月17日(火)】
7日目【6月17日(火)】
やはりこのホテルも屋根はついているが、外のようなところでの朝食だった。この日も結構涼しかったが、これから秋冬になったらかなり寒いと思った。
この日は早く起きたので、7時半頃にはもうホテルを出て、再びプリトヴィッツェ国立公園に向かった。天気は雨。8時頃到着し、駐車場に車を入れ、雨が止むのを待ったが、雨足はどんどん強くなるばかり。とても歩ける状況ではなかったので、残念ながら上湖郡を回るのはあきらめた。すぐに車を出したら、駐車料金はとられなかった。
急遽予定を変更し、かつてダルマチア地方の中心として栄えた港湾都市、サダルに行くことにした。途中休憩をとった峠は、車のドアーを開けるのも困難なくらいの強風だった。
一歩外に出たら、とても立っていられないくらいだ。吹き飛ばされないよう、気をつけて歩いて建物内のカフェでお茶を飲んだ。
激しい雨も内陸部を出たら、すっかり良いお天気になっていた。
サダルは思ったよりもかなり大きな町だった。町の起源は紀元前9世紀までさかのぼり、中世にはヴェネツィア共和国と競うほどの勢力を誇っていたそうだ。観光客も大勢来ていて、車を止めるのに苦労した。立派な正門をくぐり旧市街に入った。
聖ドナト教会、聖ストシャ大聖堂、フランシスコ会修道院など教会関連施設はクロアチア屈指の充実度を誇るそうだ。
クロアチアは隠れた巡礼地というのもうなずける。
海岸にあるシー・オルガンは、風が吹くと地面に埋められた装置が反応してメロディーを奏でる仕組みだそうだ。
見所もたくさんあり、来て良かったと思った。
サダルの町をあとにして、一路スプリットを目指して高速道路を走った。ちょうど高速を降りるところが車線規制で一車線になっていた。そこで事故があったようで、反対車線は遥かかなたまで渋滞の列が続いていた。こちらの車線でなくて良かった。高速を走っている車のナンバープレートを見ると、ドイツ、チェコなどEU圏が多い。皆よそ者である。それなのにかなりのスピードを出して走っている。普段あまり抜かれない夫の運転だが、どんどん追い越して行く車が多いのにはビックリした。
スプリットはアドリア海最大の港町である。町の中に車は入ることができない。港の駐車場に車を止めて、スーツケースをゴロゴロ引きずってホテルを探したがなかなか見つからなかった。ようやく見つけたホテルは、メインの広場に面した観光にはとても便利な場所にあった。レセプションは2階で、ここもまたエレベーターなし。チェックインをするために上って行ったら、イケメン青年が割安の駐車場に案内してくれ、荷物も上げてくれた。ホテルの女主人は日本に住んでいたこともあるようだ。先ほどの青年は海洋大学に通っている息子で、将来は船乗りになりたいそうだ。彼女に美味しいお店を尋ねたら、近くのレストランを教えてくれた。その店のシェフもまた日本に行ったことがあるそうだ。 スプリットは大きい町なので、中華料理とかインド料理のお店があるのではないかと聞いてみたが、ないと言う。世界中くまなく進出していると思っていた中華料理もここにはないらしい。夕食はその店でラムステーキと子牛のコトレットを注文した。 (つづく)
by mako-oma | 2015-01-29 09:27 | 旅行 | Trackback | Comments(0)